「扉の外 ?」

2007年9月13日 読書
ISBN:4840239800 文庫 土橋 真二郎 メディアワークス 2007/09/10 ¥620







読書動機

?・?を読んで凄い面白かったから



ストーリー

修学旅行に出かけたハズが目を開けるとそこは閉ざされた空間だった
人工知能の話を信じるならばこれは宇宙船で新天地を目指しているらしい
何日かが経過、不意に部屋のメインモニターに
映し出されたゲームに2組の生徒は気づけば負けていた。
そして‘配給‘のストップ・・・
その後2組の生徒はただリクライニングシートに横たわる言わば
漠然と<待つ>しかない状態(日々)へと変化する。
そんな絶望的な状況に再び配給のチャンスが与えられた
人工知能の話によればそれはバーチャルスペースを利用したゲームとのこと
ゲームに参加するしないは個人の自由だが負ければペナルティもある、とも
配給の受けられない2組の面々は否応なしにゲームに参加するしか無い

さぁ、新たなゲームの始まりだ!
今回のお題はオンラインゲーム
なぁにルールは簡単だ
3つの扉を潜り抜けゴールを目指せ

褒章は【外への扉】



感想

写真には帯が映ってないのですが
今回でこのシリーズは完結ってことでして
非常に残念で残念でなりません
もうちょっと続くと思ったんですけど・・・はぁぁ・・・
と、残念がってても仕方ないので進めます
「シリーズ完結!ついに密室の謎が明らかに・・・」
ってことで?・?巻を読んだんならついに明かされる謎に
期待しまくりっすよ・・・よ!

って読み始めたんですけどな〜んか引っ掛かると思った
この違和感は今回の表紙見た時も感じたんだがさて?
って考えたら今回のイラストには俺があんだけ?・?巻で
ベタ褒め(「ベタ惚れ」でも可)したカッコイイ分割
あ、、、えっとカットインでいいの?
カットインが使われて無いっていう判明しても嬉しくない
そんな事実があって読む前から凹んだ
あれが在ると無しとじゃテンションが違うんだよ・・・

はい、えっと暗くなりましたが内容の話
今回の舞台はオンラインゲームってやつですね
砂漠が出てきたり銃で相手を倒したりと
「硝煙と血の匂いがした」とかそんなナレーションが
好きな方とかは喜ぶんじゃないでしょうか?
とりあえず以外だったのが今まで主人公は男だったのに対し
今巻は女性が主人公っていうのが以外でした
そして何より意外なのがその主人公がいつもの(巻の)ように
女の子とキャッキャするわけですよ?
思わず「・・・ん?・・・(2度読みして)ああ!?」的なね
あんまりそういう系は好みじゃないのでって私的にですからね
あくまで私的にですから気にしないで下さい

んでまぁ今回も策謀渦巻くゲームへようこそって感じなんですが
今回はう〜ん分かりやすい上にどうしても既刊の方が
心理的な掛け合いとかそんなのが優れてた感が否めないです
まぁ選択されたゲームがオンラインゲームじゃしょうがない
って気がしなくは無いですけど・・・

そして最後に語られる密室の秘密は
はい、感想も内緒ってことで〜♪



統括

散々批判を書きましたがそれもこのシリーズを愛してるが故
ってやつですよ?あいかわらず裏切りやら不慮の事態やらを
引き起こす心理的描写が面白いですしね
ああ、あと前回も言いましたけど文章の切り方が神がかってます
超好きってやつね

満足度は☆5つが満点の ☆☆☆ でした


期待しすぎて目が曇ってたかもだけど・・・

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